3/19(月)に全生徒で考え、話し合う道徳の授業を実施しました。1・2年生全員で「天使の声」という資料を用いて自分の考えをまとめました。この資料は、宮城県南三陸町の防災対策庁舎から防災無線で町民に避難を呼び掛け続け、津波の犠牲になった町職員遠藤未希さんのお話です。遠藤さんの任務への使命感、命の大切さ、自分より人のことを考える人としての誇りなどを考えることができました。
 授業の最後には、気仙沼市立階上(はしかみ)中学校卒業式「答辞」の一部を映像で観ました。階上中学校の卒業式は3月12日,つまり震災の翌日に予定されていましたが,10日遅れて3月22日,同校の体育館で行われました。溢れそうになる涙を懸命にこらえながら,未来へ向かう決意を誓う梶原君の姿に多くの人は涙しました。
 思えば,私たちの人生は思いがけないことや思い通りにならないことの連続です。厳しい現実に足がすくみ,明日への生きる勇気を失いそうになることもあります。心が折れそうになったり,周りのせいにしたくなったりするときもあるでしょう。そんなときは,震災に立ち向かった多くの人たちのことを忘れずにいたいと思います。