1月の給食献立を紹介します!

1月30日(火)

~ 全国学校給食週間 昭和22年 ~

コッペパン 牛乳 さつまいもコロッケ

ツナときのこのペンネ トマトシチュー

 明治22年に始まった給食は、その後全国へと広がりましたが、戦争による食料不足などの影響で中断されてしまいました。戦争が終わっても食料不足は続き、子どもたちの栄養状態が心配されたことから、学校給食の再開を求める声が高まりました。アメリカのLALA(アジア救援公認団体)から贈られた脱脂粉乳や缶詰などの物資を使い、昭和22年に給食が再開しました。ミルクは今のように牛乳ではなく、脱脂粉乳をお湯で溶かしたものでした。

 今日は全国学校給食週間最終日です。食事は毎日食べるものですが、毎日食べているとそれが当たり前になってしまいがちです。しかし、食べ物ができるまでには様々な人が関わっています。食べ物を食べるということは、命をいただくことにもつながります。「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつを感謝の気持ちを込めて言えるといいですね。

1月31日(水)

ごはん 牛乳 鶏肉の唐揚げ(2,2,2,3)

ひじきの炒め煮 白菜の味噌汁

 鶏肉の唐揚げは、給食でも人気のメニューです。鶏肉は、部位によって特徴があります。今日の唐揚げはむね肉を使っています。むね肉はたんぱく質が多く、低脂肪であっさりしています。一般的に売っている唐揚げはもも肉で、ほどよい脂肪とジューシーさで人気がある部位です。給食の唐揚げは衣が薄く、むね肉であっさりしていますが、もも肉で作った唐揚げはカロリーが高めです。おいしくて何個を食べたくなりますが、食べすぎには気をつけましょう。

1月26日(金)

~ 全国学校給食週間 北海道からのほたて ~

カレーライス(麦ごはん チキンカレー)

発酵乳 ほたてフライ(2.2.3.3) オレンジ

 森町は、北海道の南にある渡島半島の南東部に位置する小さな町です。駅弁で有名な「いかめし」や冷凍食品の発祥の地です。農業や漁業が盛んで、ほたてや毛ガニなどの「海の幸」も、温泉熱を利用したトマト・きゅうりなどの「山の幸」も豊富な食の都です。特にほたての水揚げ量は年間約15,000トンあり、町内で加工されるほたての量は年間約22,000トンもあります。

 今回、中国が日本の魚や貝などの輸入を止めたため、輸出できなくなったたくさんのほたてを森町が買い、学校給食で使えるようにしてくれました。感謝の気持ちをもって、味わっていただきました。

1月29日(月)

ごはん 牛乳 ハンバーグ生姜ソース

ブロッコリーのごま和え キムチスープ

 ブロッコリーは、花を食べる野菜です。特に花が咲く前の栄養分がギュッと詰まった「つぼみ」を食べています。ブロッコリーの花は、菜の花に似ています。キャベツやかぶ、白菜、小松菜などと同じ「アブラナ科」という野菜です。同じような形の野菜に「カリフラワー」がありますが、ブロッコリーが突然変異で白く変わったもので、もともと同じものだそうです。

 ブロッコリーにはβ-カロテンとビタミンCが多く、病気の予防に役立ちます。しっかり食べて病気に負けない体を作りましょう。

1月24日(水)

~ 全国学校給食週間 明治22年 ~

ごはん 牛乳 鮭の塩焼き きゅうりの即席漬け

味噌すいとん汁

 戦後の食べ物がないときに、日本の子どもたちを助けようと、世界中の国々から粉ミルクや缶詰などが送られてきました。「全国学校給食週間」は、この世界中の人々の温かい心によって、学校給食が再開されたことを記念する週間です。この期間を通して、給食の歴史を振り返り、食べ物の大切さや作る人の思いを知り、感謝の気持ちをもって食事をすることができるみなさんになってほしいと思います。

 今日の給食は、明治22年頃に出た「はじまりの給食」です。山形県の大督寺というお寺の中にあった小学校で、お弁当を持ってこられない子どもたちに、無償で昼食を提供したことが給食のはじまりといわれています。お寺のお坊さんが、一軒一軒家をまわり、お経を唱えることでいただいたお米やお金で作られたものでした。

1月25日(木)

~ 全国学校給食週間 昭和40年頃 ~

ミートソーススパゲッティ(スパゲッティ ミートソース)

牛乳 ハムカツ コーンポテト

 ずっとパンばかりの給食でしたが、昭和38年に「ソフトめん」が登場しました。ソフトめんは「ソフトスパゲッティ式めん」という名前で、学校給食向けに開発された日本特有のめんです。昭和40年頃から、給食でよく使われるようになりました。スパゲッティとうどんの間のようなめんで、スパゲッティのようにミートソースをからめたり、うどんのようにカレーにつけたりして食べていました。また、昭和39年から43年頃にかけて、脱脂粉乳から牛乳へと切り替わりました。

1月23日(火)

サンドイッチ(切れ目入りコッペパン 炒り卵

ツナサラダ(ノンエッグマヨネーズ)) コーヒー乳飲料

ペンネのクリーム煮

 今日はコッペパンに炒り卵とツナサラダをはさんでサンドイッチにして食べました。

 日本で「ツナ」といえば、ツナ缶を指すことが多いです。(今日はレトルトパックのツナを使っています。)でも、英語で「tuna」というと、ツナ缶のことではなく、マグロやカツオなどのことを指します。「シーチキン」という言葉は、はごろもフーズ社から販売されている「ツナ缶の商品名」です。今日の「ツナ」は「メバチマグロ」という種類のマグロを使っています。おいしくいただきましょう。

1月19日(金)

ごはん 牛乳 にらまんじゅう(2)

肉野菜炒め 中華コーンスープ

 毎月19日は「食育の日」です。食育とは、心も身体も健康な食生活を過ごすため、生きる上での基本である「食事」に対する知識を学ぶことです。子どものときから「食」に関心を持ち、栄養のバランス・食べ物を選択する力・食事の重要性と楽しさを理解できれば、毎日をいきいきと過ごす「生きる力」につながります。今日の給食では、いつもより感謝の気持ちをこめて「いただきます」や「ごちそうさま」のあいさつをしてみましょう!教室からは元気なあいさつが聞こえてきましたよ。

1月22日(月)

~ 郷土料理 石川県 ~

ごはん 牛乳 揚げ餃子(2,2,2,3)

れんこん入りきんぴら いしる鍋

 石川県北部に位置する能登半島は日本海と富山湾に面しており、「天然のいけす」と呼ばれるほど魚介類が豊富にとれる場所です。「いしる」は、石川県能登地方で作られているしょうゆで、イワシやサバ、アジなどの魚介類を塩漬けし、発酵・熟成させたものです。秋田県の「しょっつる」と香川県の「いかなご醤油」とともに、日本三大魚醤の一つです。

 「いしる」は、魚介のうまみが溶け込んだ独特の香りと深みのある味が特徴で、刺身や一夜干し、煮物などのほかにも、旬の魚介と野菜を煮た「いしる鍋」や「いしるの貝焼き」は地元の冬の定番料理です。また、大根やなす、かぶをいしるに漬け込んだ「べん漬け」も有名な郷土料理です。 給食は、いかといしるで作った団子が入った「いしる鍋」です。

 また、石川県では元日に起きた地震で多くの人が住む場所を失ったり、避難所生活を送ったりしています。みなさんのおうちでは、非常時への備えはできていますか?大規模災害が起こった場合、食べ物の不足だけでなく、電気・ガス・水道などが停止する恐れがあります。日ごろから、食料品や生活必需品は備えておきたいですね。最低3日分、できれば1週間分を備えておくと、いざというときに慌てずにすみます。「食」の面からも防災意識を高めていきましょう。

1月17日(水)

~ 減塩献立・常総市統一献立 ~

ごはん 牛乳 たらのゆずソースかけ

じゃがいものそぼろ煮 鶏ごぼう汁

 ゆずは柑橘類の仲間で、中国から伝わり、古くから栽培されてきました。作る量も使う量も、日本が世界で一番多いです。寒さに強く、病気になりにくいのですが、成長がとても遅いことでも知られています。

 ゆずの皮はデコボコしていて厚く、果汁の4倍もビタミンCを含んでいます。香りもいいので、料理に使われているほか、ゆずこしょうやゆずみそなど、加工品にも使われています。給食では、常総市で育ったゆずの皮と果汁を絞って作ったゆずソースが登場しました。

1月18日(木)

けんちんうどん(ソフトめん けんちん汁) 牛乳

大根サラダ(ソイドレッシング) カスタードワッフル

 今日のけんちん汁に使われている白菜は、冬に大活躍する万能野菜です。和、洋、中と様々な料理で使うことができ、鍋料理にも欠かせません。そんな白菜に関するクイズです。白菜は寒くなると、ある変化が起こります。その変化とは何でしょう?①色がきれいになる②味が甘くなる③歯ごたえがよくなる…正解は②味が甘くなる、です。寒くなると、白菜は自分の葉が凍らないように、光合成で作ったでんぷんを糖に変え、葉に集めるため、味が甘くなります。今日の白菜の味はいかがでしょうか?

1月15日(月)

ガパオライス(ごはん ガパオライスの具) 牛乳

豆腐とえびボールのスープ フルーツ白玉

 1月15日は「小正月」です。小正月とは昔(旧暦)の正月です。昔は1月1日ではなく、その年の最初の満月の日(1月15日)を正月としていました。現在では、元日を「大正月」、15日を「小正月」と呼んでいます。

 小正月には小豆がゆを食べます。小豆の赤い色は、悪い気を払うといわれています。また、もちをまゆの形に丸めた「まゆ玉」を神棚にお供えし、農作物の豊作を願います。

 さらに、「どんど焼き」(または()()(ちょう))という行事が行われます。どんど焼きとは、お正月に飾っていた松飾りやしめ縄、書き初め、お守りなどを、神社や地域の広場・畑などに持ち寄って燃やす(=お焚き上げする)、地域の行事のことです。

 給食では、「まゆ玉」に見立てた白玉を使いました。みなさんの住んでいる地域では、「どんど焼き」が行われるでしょうか?

1月16日(火)

米パン(チョコクリーム) 牛乳

チキンナゲット(2,2,2,3) さつまいものチーズ煮

ポトフ

 「さつまいも」は一年中スーパーに出回っていますが、収穫時期は8~11月頃、食べ頃は10~1月頃になるので、焼き芋の美味しい冬が旬になります。また、茨城県のさつまいもの収穫量は、1位の鹿児島県に続く2位です。

 体を動かすエネルギーのもととなる糖質、かぜやインフルエンザなどの病気を予防するビタミンC、おなかの中を掃除してくれる食物繊維が多く含まれます。

 今まではじゃがいもで作っていたチーズ煮を、今回はさつまいもで作りました。おいしくいただきましょう。

1月12日(金)

ごはん 牛乳 さばのカレー塩麹焼き 大根とごぼうのしぐれ煮 大根の味噌汁

 「しぐれ」とは、煮物のひとつで、魚介類や肉を生姜・しょうゆ・みりん・砂糖で甘辛く煮た佃煮のことをいいます。必ず生姜を入れて煮ることから、生姜煮とも呼ばれます。もともとは、はまぐりを生姜としょうゆで煮たものを指していました。はまぐりが時雨(秋の末から冬の初め頃に、降ったりやんだりする小雨)の降る初冬からおいしくなることから「しぐれはまぐり」と名づけられました。これが調理名・料理名として残ったそうです。ごはんによく合う味付けです。

 焼き魚は残りやすい料理のひとつですが、今日のさばはどの学年もよく食べていました。全く食べていないものがなく、一口は食べようという意欲がうかがえました。

1月11日(木)

~ 鏡開き 献立 ~

力うどん(ソフトめん 力うどん汁) 牛乳

ちくわの磯辺揚げ(1,2,2,2) 

かぼちゃのサラダ(和風クリーミードレッシング)

 1月11日は「鏡開き」です。昔の人は、鏡に神様の力があると考えていました。昔の鏡の形は丸かったので、お正月に神様にお供えするおもちも鏡のように丸い形をしていたことから、「鏡もち」といわれるようになりました。「鏡開き」とは、お正月にお供えしていた鏡もちを木づちで割って、神様の力をみんなで分け合い、おしるこやぜんざいなどにしてみんなで食べる行事です。お供え物に刃物を向けるのは縁起が悪いとして、包丁は使わずに叩いて割りますが、「割る」という言葉も縁起が悪いので、「開く」という言葉が使われます。

 うどんの汁におもちが入っているものを「力うどん」といいます。名前の由来ははっきりわかっていませんが、「力持ち」という言葉から「力持ちうどん」が「力うどん」になったという説があります。また、おもちはハレの日に食べるおめでたい食品で、自然の神様の力をいただくという説もあるそうです。

 今日の写真は2年生と4年生です。「おもちがやわらかくておいしい!」と喜んで食べていました。

1月10日(水)

ごはん 牛乳 ヤンニョムチキン(2.2.2.3)

ナムル(香味塩ドレッシング) トックスープ

 3学期の給食が始まりました。今年も常総市や茨城県の旬の食材を取り入れながら、子どもたちの元気のもとになるような給食を届けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 初日は韓国料理です。トックスープの「トック」は韓国のおもちです。日本のおもちと違って、もち米ではなくうるち米から作られるので、ねばりや伸びが少なく、煮込み料理や鍋料理に向いています。明日は鏡開きで、おもちの入った力うどんが出ます。食感を比べてみましょう。

 1年生と5年生の本日の給食の様子です。低学年にはヤンニョムチキンが少し辛いようでしたが、完食できた子が多くいました。しっかり食べて、寒さに負けない体を作りましょう!