R4 保育所との合同避難訓練 校長講話
<R4 保育所との合同避難訓練(不審者対応) 校長の話>
豊岡小学校と第一保育所のお友達全員が、不審者から無事避難することができました。
今日の避難訓練は、もし不審者が学校に侵入したとき、一人も危害を加えられることなく、みんながが安全に素早く避難できるようにするための訓練です。
皆さんの中には、「学校に入ってきて子供を襲うようなことは考えられない。家の近くでも、そんな危険な人はいない。」と思っている人も多いかもしれません。確かに、子供を連れ去ったり、子供を殺したりするような事件は、めったに起きるものではありません。実際、豊岡小学校では、今まで一度もそんな事件は起こっていません。
だからといって、これから絶対に起こらないとは言えるでしょうか。
地震や火事と同じです。「まさか」という時、どのように自分の命を守るか、日頃から訓練しておくことが必要です。
実は、今から21年前の平成13年の6月、大阪の池田小学校に、包丁を持った男が侵入しました。子供や先生を追いかけ回して命を奪った事件です。1年生と2年生の児童が8人亡くなり、15人の児童と先生が大けがをしました。
この事件がきっかけになり、不審者に対応する訓練や犯罪から身を守る訓練が学校で行われるようになりました。
学校に来られる方は、学校にちゃんとした用事があるから来られます。不審者ではありません。道をたずねてきた人がすべて不審者ではありません。不審者はあちこちにいるわけではありません。でも、子供に対して犯罪を起こしてしまう人がいるのは事実です。
皆さん、皆さんの登下校の安全を守ってくれている見守り隊ですが、どうしてできたか知っていますか?この豊岡の学区で昔、不審者が出て、被害にあった女子高校生がいたそうです。始まりは交通事故から子供を守るではなく、不審者から子供を守るだったんですね。知っておいてくださいね。
さて、今日はみんなに覚えてほしい合言葉3つあります。それを紹介しますね
まず1つ目は 「いかのおすし」です。これは小さいころから、毎回のように聞いている合言葉ですね。
いか:知らない人についていかない。
の:知らない人の車に乗らない
お:「助けて」とおお声を出したり、防犯ブザーを活用したりする。
す:大人のいる方へすぐ逃げる
し:周りの人にすぐしらせる。
2つ目は、危ない場所の合言葉「ひまわり」です。
不審者のいそうな犯罪の起こりやすい場所は・・・
ひ:ひとけのない所
ま:まわりから見えにくい所
わ:友達とわかれた後、わかれ道 わき道
り:利用していない家・公園
そして3つ目は、不審者を見分ける合言葉「はちみつじまん」です。
は:しつこくはなしかけてくる人
ち:ぐんぐんちかづいてくる人
み:じっとみつめてくる人
つ:あとをいつまでも、ついてくる人
じま:じっとまっている人
ん:こんな人にあったら「んっ」と注意です。
しっかり覚えておきましょう。
最期に、避難したときの態度や行動をふりかえってみてください。点数を付けると何点でしょうか。普通のテストは80点でも命を失うことはありません。 でも、避難訓練は命にかかわります。全員が100点でなかったら0点です。一人でもふざけたら0点です。これからの避難訓練でも100点を目指してほしいと思っています。