新年はじめの集会を放送で行いました。

冬休み明けのあいさつ

                                                             令和3年1月8日
                                                                               
 新しい年,2021年が始まりました。皆さんと一緒に新年の挨拶をしたいと思います。
「新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。」

 さて,今日は1年のスタートにあたり,江戸時代の米沢藩藩主 上杉鷹山(うえすぎ ようざん)(現在の山形県知事に当たる人)の言葉を紹介します。

『為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり』です。聞いたことある人,知っていた人はいますか。

その意味は,『やればできる可能性があります。やらなければ, 可能性はゼロです。「できない」というのは,やらないだけなのかもしれない。』という意味だそうです。

鷹山(ようざん)はこの言葉を,戦国時代の武将武田信玄の『為せば成る 為さねば成らぬ 成る業(わざ)を 成らぬと捨つる 人の儚(はかな)き』から学んだそうです。

その意味は,『考えなくては何も得られないが,考えるだけではダメ。ちゃんと行動しなくては,それが実現することはない。』という意味だそうです。

 つまり,2人は「行動することの大切さ」を説いています。
行動するためには目標がなくてはできません。夢がなくては,考えることさえできません。ただ,夢や目標をもっても自分から行動しなくては何も実現はしません。
 そのような2人の言葉を実現した出来事が,今年のお正月にありました。それは,箱根駅伝での復路での出来事でした。全10区間を通して行う駅伝で,最後10区でタスキを受けた時,首位の創価大学と2位の駒澤大学の差は,3分以上でした。解説者も,テレビを見ていた多くの人も今年は,創価大学の往路・復路の完全優勝を疑うことは無かったでしょう。
 この差は,例えば皆さんがアンカーとして2位で豊岡小学校でタスキをもらいつくば市のイーアスに向けて走ったとした場合,トップはもうすでに西中の先の信号を過ぎ、全く姿が見えない状態です。そのような中で,懸命にチームのため・自分のために「夢や目標」を諦めずに走り,ゴールのつくばに着く直前で逆転したようなものです。

 人間の可能性は,未知なる力に満ち溢れています。誰かがではなく,自分が「夢や目標」をもって自分から行動することで,結果が大きく変わることが本当にあるのです。

 さあ,豊岡小学校の皆さん,2021年のスタートにあたり,豊岡小学校の学校教育目標である
「未来の夢に向かって 心豊かに 自ら考え行動できる児童」になれるように行動することを期待します。

 今年が皆さん一人ひとりにとってよい年となりますようにと願ってお話を終わりにします。すばらしい1年にしていきましょう。